渓流手帖

真木川

秋田県

斉内川の上流部にあたる川で、この谷が真木渓谷になる。和賀岳と薬師岳、甲山に囲まれた和賀山塊の懐で、真木真昼県立自然公園の中心にあたる。大仙市太田町太田真木の集落から先は真木林道が谷に沿って上がり、突き当たりが和賀岳と薬師岳の登山口である甘露水になる。林道は未舗装の砂利道になる。名前の読みが割れている。地名の大仙市太田町太田真木は郵便番号のデータでも全国Q地図でも「まぎ」で、渓谷を紹介する国立映画アーカイブのロケーションデータベースと滝を訪ね歩くサイトも「まぎけいこく」と書く。一方でコトバンクに入る日本大百科全書は「まきけいこく」と読ませている。地名の側の資料が一致しているので、ここではまぎがわ、まぎけいこくを採った。あわせて注意が要るのは同名で、山梨県大月市の桂川水系笹子川支流にも真木川があり、こちらも読みはまぎがわで完全に同じになる。検索すると山梨側の記事と動画が大量に出るので、秋田側を探すときは真木渓谷、大仙、和賀山塊、甘露水といった語を足す必要がある。渓歩きの案内が県から出ている。秋田県生活環境部自然保護課の真木真昼県立自然公園ガイドマップ解説書は、この谷を渓歩き(ウォータートレッキング)のフィールドとして扱っていて、入渓は袖川沢分岐の駐車場(トイレあり)、出渓は薬師岳登山口小屋(トイレあり)、適期は6月から9月と書く。渡渉を繰り返しながら下流から上流へ歩く形で、中学生以上、ただし沢登りや渓流釣りの熟達者かガイド同伴が望ましい、補助ロープを使うことも考慮する必要あり、としている。対象区間は谷間のため全域が携帯圏外で、エスケープは大倉岩前後300メートルの区間を除いて林道へ抜けられる。緊急車両は真木林道を通行でき、大曲消防署東分署から40分。谷に落ちる沢は数が多い。小堀内沢、一泊沢、朝日又沢、化物沢、七瀬沢、袖川沢のほかに、金堀沢、中ノ沢、滝倉沢、甲沢が入る。滝も多く、七瀬沢の奥にある七瀬大滝は落差のある名瀑として知られている。谷の途中にある大倉岩は大きな岩壁で、クライミングの対象にもなっている。釣り場としては、地元の書き手が真木渓谷のイワナと書いて斉内川のヤマメと並べている。5月の連休と夏の写真をそれぞれ残していて、上流はイワナ、下流はヤマメという住み分けがうかがえる。近年はクマの出没が多く、真木渓谷も小滝川の源流部も、季節によるがクマの楽園になっているらしい、と同じ書き手が書いている。単独行は避けたほうがよい。地図によっては、この区間も上流から下流まで一続きに斉内川と表記される。真木川という名前で線が引かれていないことがあるので、地図で探すときは斉内川をたどるとよい。

管轄漁協:仙北漁業協同組合

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支流・沢7

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